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協会概要

▶ 会長挨拶

堺会長

 明けましておめでとうございます。本年が日本国にとって、そして本会会員にとって良き年となることを祈念いたします。本年もよろしくお願いします。

 旧年は誰一人思いもしない大変な年になりました。今年は先ず何としても正常な経済活動に戻すことが世界の望みであろうと思いますが、まだまだ息が抜けない状況は続きそうな気配ですね。

 私は年男ですが、前回の年男の年は、リーマンショックで大不況となった年です。民主党に政権交代し、新型インフルエンザが世界中でパンデミックになった年でもあります。なんだか不安をあおるようで恐縮ですが、残念ながらかなりの危機感をもって迎える新年ではあります。今年の干支は辛丑(かのと・うし)です。古きしきたりと格闘しながらも克服して、新しき芽生えを見いだす年であるそうです。古きものとの葛藤の中から、新たな生命の兆しが生まれる年ともいわれます。まさに今年は、コロナ禍を克服して、新たなスタートを切らなければならない年です。新しき芽生えとか新たな生命の兆しというと、コロナ禍の状況で加速度的に進んできたデジタル化ということになるかもしれません。新内閣も柱に掲げているデジタル化が、今年は否応なく進んでいくでしょうから、企業経営上も急速に進んでいくであろうIT化に適切で適時な対応が必要になります。またコロナ禍で、紙幣や硬貨に触れないためにデジタル通貨の利用が進むでしょうから、必然的にフィンテックも進みます。恐らく我々の身近なものから急速にデジタル化が進む1年となることでしょう。従来のビジネスモデルを変化させざるを得ないスタートの年となりそうです。

 世界に目を向けると、米国大統領選挙が結末を迎えます。大きな不正選挙が行われたことで、米国が二つの勢力に割れてしまっています。米国のこの状態がどのように終息するのか、あるいは、混乱が続くのか、この動向によって日本にも大きな影響があるように思います。拉致問題の解決や尖閣諸島での領海侵入、台湾、南シナ海での紛争などの日本の防衛問題に関する事項には、日米同盟の在り方が最重要ですが、この同盟関係にどのような影響が出てくるのかどちらかと言えば危惧しているところです。

 さて、北九州市ですが、辛丑の年である明治34年(1901年に、官営八幡製鉄所が操業を開始して以来120年間、重化学工業によって100万人の人口を抱える都市として発展してきました。しかし、昭和54年に人口のピークを迎えて以来、現在では毎年4000人超の人口流出が続いています。北九州市もこの辛丑の年に、明るい将来に向けて新たなビジネスモデルの構築が必要なのではないでしょうか。

 これまで北九州市において、いろんな形で街づくりや活性化に取り組んでこられた地場の経営者の皆様が結集して、北九州市に新たなビジネスを創世するため、この2月6日に北九州再生推進会議という団体を発足させます。国際金融都市化、教育産業の誘致、インターナショナルスクールの誘致、インドIT企業誘致、エンターテイメント・コンテンツ事業の拡大などをテーマに、新たなビジネスの実現に向けて活動を始めます。この活動に大きな期待を込め、北九州中小企業経営者協会も最大の支援を送りたいと思います。

 今年は未来への大きな期待をつなぐためにも、新たな可能性が拡がる年であることを祈念いたします。

令和3年1月吉日
(一社)北九州中小企業経営者協会
会長 堺 俊治